『夏のくじら』
こんにちは。
今回紹介するのは『夏のくじら』です。
水族館の話ではないです!海の話でもないです!もちろん鯨の話でもないです!!
これは高知の伝統行事よさこい祭りの話である
「よっちょれよ よっちょれよ」
「よっちょれ よっちょれ よっちょれよ」
「よっちょれ」とは「どいてろ」っていう意味です。見物人をどかしながら賑やかに街を練り歩く。土佐の夜は、よさこいに始まり、よさこいに終わる。
土佐の夜は暑いぜょお!!
日本の夜明けぜょお!!!!
東京生まれの主人公がド田舎高知でよさこいに熱中していく様が描かれている。
かつての初恋のあの人はあらわれるのか。
よさこいを通じて出会った彼女にまた会いたい。
そんな淡い思いを胸に抱き、高知の夏を疾走する。
スピード落とせ!!いや、やっぱり落とさなくていい突き進め!!!!
みんなもこの本を読んでよさこいをはじめてみてはどうでしょう!!
『階段途中のビックノイズ』
前回に引き続き青春ものを紹介したいと思います。
今回も高校生の部活を題材にしたものです。
その部活は軽音!!!!けいおんっ!!!!
ミュージックっ!!!!イエェェェエエイ!!
ジャーーーーーースティス!!!!!!
学校という規則にしばられた、不自由な空間で大人たちを相手にもがく高校生の姿が描かれている。彼らに与えられたのは部段。部室代わりの階段である。
この狭くてむさ苦しい場所で築かれる青春物語
階段の途中で鳴らされる大きな音
その音に背中を押される少年たち
欲望に満ちた少年団である。
規則の犬となった大人たちをぶっ倒せ。校舎の窓ガラスを金属バットで叩いて回れ(そんなシーンはない)!!
はちゃめちゃな青春に浸りたい方ぜひ読んでみてください。
『一瞬の風になれ』
ひとつ聞かせてください。
皆さんの人生で1番好きな本って、なんですか?
僕は、今回紹介する『一瞬の風になれ』が人生で今のところ1番の本です。
この本を初めて手に取ったのは中学2年の夏休み前だったと思います。なにか青春っぽい本を読みたくて学校の図書室でこの本を手に取りましたね。
1巻から3巻まであるこの本を1日で読み切ったのを覚えています。それほど鮮烈な印象を中2の僕は感じたんですね。読み終わったあと、猛烈に走りたい衝動に駆られて、日が沈みかけた町中を走りに行きました。
その後夏休み中にもう1回ゆっくり読み直しました。
その後、この本をどうしても自分の手元に置いておきたくて本屋に行って購入しました。それを今も大事に持っています。計7回くらいは読んでいると思います。
この本は僕の青春の全てです。部活に情熱を注ぐ空前絶後の超絶怒涛の高校生たちのキセキである。もう最&高である。
よくわかんないけどフライデーナイトな気分である(ぜんぜん違う)。
青春に真っ只中の人も、青春に飢えてる人も、かつての青春を思い出したい人も、ぜひこの本を手に取ってみてください。きっとなにかを感じるはずです。